宝塚のオペラグラス2021【劇場レンタル品/キャトル公式】
以前オペラグラスについて書いたけれど、3年経過して販売状況が変わってきたので最新版をまとめました。
前回の記事→ 【ごく一部の人向け】オペラグラス比較 - 常に小走り
今回の主な内容
・劇場レンタルと同じ組カラーのものが欲しいひとは急げ!
・キャトルで販売している公式オペラグラスはリニューアル……なんだけど
・私が愛用している双眼鏡
劇場レンタルと同じ、組カラーのものが欲しいひとは急げ!
写真:舞台を100%楽しむために | 宝塚歌劇を楽しむ | 宝塚歌劇公式ホームページ
宝塚大劇場/東京宝塚劇場では公演中の組カラーのオペラグラスを1回500円で貸し出ししています(現在は感染予防のためにサービス休止中)。
こちらはビクセンのアリーナ H8×21WPです。
カラバリは組カラーのピンク、イエロー、グリーン、ブルー、パープルの5色。
小型で軽く、カラフルでかわいいのだけど、2021年3月現在すでに生産終了していて店頭にあるもの限りだそうです。
リニューアルした後継機はアリーナHD8×21WP。
スペック
比べてないので見え方は分からないけど、軽くなってカラバリが5色→3色になりました。
今っぽい中間色のピンク、ブルー、グリーン。
黄色と紫がなくなったので、月組と宙組ファンでこれいいなと思っている人はとにかく旧モデルの店頭在庫を押さえるべし!
キャトルで販売している公式オペラグラスはリニューアル……なんだけど
宝塚のオフィシャルショップ、キャトルレーヴで販売してるオペラグラスは2019年12月に新しいものが発売されました。
宝塚オペラグラス10倍【ブラック】 - 宝塚クリエイティブアーツ公式ショッピングサイト|キャトルレーヴオンライン
ベースのモデルはビクセンのジョイフルMS10×21。
パープルとブラックの2色展開になり、主なスペックと価格は以下のとおり。(旧モデル→新モデル)
たいへん申し訳ないのだけれど………なんでこれにした?が率直な感想。
倍率は8倍から10倍に。
一見よさげだけど、このくらいになると手ブレが気になってきます。軽くはなってるけど長いシーンを見ると疲れそう。
そして倍率が上がった分、視野と明るさがトレードオフになってます。
個人的にはこの視野と明るさこそ、広く全体を把握したいミュージカルやショーを観るには大事なのに!と思います。
あと価格。ほぼ倍になってますね。
わたしは初めての観劇のとき、劇場内のショップでスペックなどろくに見ずにオペラグラスを買ったくちです。
同じような人も多いだろうに、それでA席以上の値段でこのスペックはなあ……。
特に今は劇場レンタルが休止していて、他に選択肢がないのが痛いところです。
(繰り返しますが、この双眼鏡自体は悪くないんですよ、ただ「宝塚を観る」というニーズにはどうなのかなって……)
東京宝塚劇場ならビックカメラ有楽町店も近いので、いざという時は検討の余地ありです。(宝塚大劇場は近くにお店あるのか分からないので、ご存知の方教えてください!)
私が愛用している双眼鏡
前回の記事のあと、ヒノデの5倍を購入し、メインで活躍しています。
5倍と聞くと足りるの?と思うけど、5倍だからこそ芝居の流れや群舞が追える。
とにかく明るくて視野が広い!軽くてずっと持ってても疲れない!
東京宝塚劇場の1階3列目でも2階席の最後列からでも大活躍です。
こちらも近年リニューアル(5×21-A5)。私が買ったもの(5×20-A4)より軽く明るくなってる!
特徴や前モデルからどう変わったかは、相変わらずパッション溢れるメーカーサイトで。
双眼鏡 ヒノデ 5x20-A5|双眼鏡にこだわるあなたに、日の出光学
友人が買ったので、一緒に観劇した時に比べさせてねと言っているけどまだ叶っていません。
人との観劇が気兼ねなくできるようになる日が待ち遠しい。観終わったらそのままお茶して喋り倒したい。
そして、2階席後方だともう少し倍率が欲しくなりサブも買いました。10倍のやつ。
ビクセン アトレックII HR10×32WP
重めだし手ブレするのでメインはヒノデ5倍で観て、ここぞというシーン(珠城りょうと月城かなとのキスシーンとか)で切り替えてます。ちょっと酔うけどシャンパンに酔い恋に酔いなので背に腹はかえられぬよ!
限られた観劇機会、オペラグラスで視覚を拡張してフルに楽しもうぜー!
薄型ケース「FLATTY(フラッティ)」と「nahe(ネーエ)」、両方買ったから比べてみたの巻
タイトルそのまんまの記事です。需要があるかどうかはよく分かりません。
通帳類をを入れていたケースが壊れたのと、そういや職場の小物をまとめるポーチが欲しかったんだよねということで、気になっていたのを両方買った次第です。
買ったのは以下のふたつ、サイズはともにA5。
◾️左
HIGHTIDE(ハイタイド)のnahe(ネーエ)ジェネラルパーパスケース A5 イエロー
手帳や筆記具、スマートフォンまで何でもまとめて携帯 | | プロダクト | 株式会社ハイタイド HIGHTIDE
◾️右
KINGIM(キングジム)のFLATTY(フラッティ) A5 ミントグリーン
フラッティ | ファイル・ステーショナリー | ファイルとテプラのキングジム
比較してみる
サイズはほぼ同じです。
右上の角を揃えて重ねた。フラッティのが少しだけ横幅がある。
構造もほとんど同じで、内側にクリア素材のポケットがふたつ、背面に大きなポケットがひとつ。
内ポケットの幅はほとんど同じだけど高さが違う。
パッケージの説明書きだとこんな感じ。
背面比較
背面ポケットの形状はだいぶ違います。参考に無印のA5サイズのノートを入れてみました。左ネーエはすっぽり隠れたけど、右フラッティは丸見え。
写真のホワイトバランスが違いますが、同じテーブルの上で撮影しています(色調整はあきらめた)。
そして、どちらもサイズとカラーバリエーションが豊富。
■ネーエ
〈サイズ〉6種
A4、A5、A6、A7、ペンケース、ミニ
〈カラー〉17種
クリア、グレー、ブラック、ホワイト、アイボリー、ピンク、ワイン、レッド、イエロー、ミント、ブルー、グリーン
ネオンピンク、ネオンイエロー、ネオンオレンジ、ネオンブルー、ネオンライトグリーン
■フラッティ
〈サイズ〉6種
A4、A5、エンベロープ、A6、ペンケースサイズ、カードサイズ
〈カラー〉10種
レッド、イエロー、ライトブルー、ホワイト、ネイビー、ピンク、ミントグリーン、ラベンダー、ブルーグレー、ダークグレー
……いっぱいだよ!サイズはだいたい同じなので、あとは色のお好み次第。ネオンカラーが好きならネーエ、宙組や松潤が好きなら紫(ラベンダー)のあるフラッティってとこですかね。
大きく違うポイントは以下。
ちがい1 留め具
ネーエは固めのホックボタン、フラッティはマグネットです。磁力は強くないけどしっかり留まります。
通帳やカード類など磁気のあるものを入れるなら左のネーエ、気軽にパカパカ開閉したいなら右のフラッティで。
ちがい2 硬さ
ネーエはフニャフニャのビニールポーチで、下敷きのような芯材がついている。
一方のフラッティは色つき部分の背板が硬くて一切曲がらず。何かを書く台にちょうどいい。
マチを広げてみたところ。柔らか素材のネーエは広がるけど、背板の硬いフラッティは厚みのあるものは苦手。
いろいろ入れてみた
名刺
一般的な名刺サイズ(w92×h55mm)のカードを内ポケットに入れました。
写真では分かりにくいですが、左のネーエはポケットが深いため出し入れにひと手間かかります。右のフラッティはカードの上1cmほどが出ているので、カードを出し入れするならこちらがよさそう(ただしたくさんは入りません)。
チケットとポストカード
ポストカード(w110×h150mm)とチケット(w65×h170ww)を内ポケットに入れました。だって入れたかったんだもん。
左のネーエはポケットが深いので大事なチケットもしっかりカバーしてくれます。右のフラッティはチケットの上半分が出ちゃってる。
一番ベーシックなほぼ日手帳オリジナル(カバー付きサイズw125×h160mm厚さ30mm)と、一緒に使いたい文具類(ペン、フリクションスタンプ、テープのり、カードタイプのマステ)をまとめました。
左のネーエはすっぽり。個人的にペンが内ポケットに入って出しやすいのがいいと思います。一方のフラッティは、背板が硬いため厚みが出せず、ペンは内ポケットに入りません。
ていうかフタが閉まらない。
フラッティの背板の硬さはそれが便利でもありネックでもあるなーと思いました。
まとめ
とにかくサイズとカラーがたくさんあるから好みで選べばいいんじゃない?という身も蓋もない結論。
ポイントとしては以下。
・通帳や磁気を使ったカードを入れたい →ネーエが無難
・厚みのあるものも入れたい →ネーエ
・名刺を入れたい →ポケットが浅いフラッティがおすすめ
とにかく散らかりがちなものを整理するのに便利なのでもっと欲しいなーと思った次第。
子供のプリント整理とか、これがあれば頑張れそうな気がする。
ようやくベビーカーを処分した
ベビーカーを処分した。
約9年半前、第一子が産まれた直後に購入したアップリカのSTICKの初期型だ。
その時の赤ちゃんが成長して耐重量をオーバーするまでたっぷり使い、卒業したと思ったらやがて第二子が誕生。やはり耐重量の限界まで酷使した。
もう子供は大きくなって乗れないし、人に譲るにはボロボロなので捨てるしかないのだが、踏ん切りがつかなくてここ2年くらいは自宅の玄関先で埃をかぶっていた。
なんていうか、寂しかったのだ。うちにはもうベビーカーに乗るような赤ちゃんはいないのだと認めるようで。(実際いないんだけどさ!)
いつもより少し早く目が覚めたある朝、妙に冴えてて部屋を片づけまくり、その流れで今しかない!と思って不用品回収をネットで申し込んだ。回収日は約2週間先だった。
そのまま特に心変わりすることもなく、淡々と時間は流れて回収前日になり、夕方に家を出るついでにベビーカーをマンション入口の回収場所に置いた。
最後に折りたたんであるのを開こうかとも思ったけどそのままにして、回収手数料を支払ったことを示すシールを貼った。シールの「粗大ごみ」の文字に胸がきゅうっとなった。
ベビーカーを置いたあと、外出するため自転車を出したが、この自転車についている幼児用の座席も何年か後には取り外すんだろうなと思った。
自宅から少し遠くの大型店まで、ベビーカーを買いに行った日のことは今でも覚えている(思えばあれが、産後初のひとり遠出だった)。
いちいち書かないけど、ベビーカーを押して色んな所にいったし、色んな瞬間があった。駅の階段で見知らぬ人の手を借りたりね。
そして迎えた回収当日。今日だ。
朝から冷たい雨が降っていた。
いつものようにバタバタと息子を連れて家を出て、マンション入口に昨晩置いたままになってるベビーカーを見た。
ベビーカーもうバイバイだよ、と息子に言ったけど、息子はちらっと見ただけで自分で傘をさしながらずんずん行ってしまった。彼にとっては、あまり記憶にないベビーカーとの別れより、これから保育園で行われる運動会のリハーサルの方が重要なのだ。
通勤の電車内と昼休みのカフェでこれを書いた。今ごろもう回収車が持っていってしまったかな。
私が捺し(推し)まくってる日付印のこと
子供がいるということは、大量の紙が家にあるということである。
乳児健診や予防接種のお知らせは序の口、保育園・幼稚園のお便りが来るようになり、やがて子供にお絵描き意欲が芽生え……と家庭内紙量は加速して増えていき、小学校入学でビッグバンを迎える。
学校だより学年だより給食だより保健だよりPTAからのお知らせ地域のお知らせプリントプリントテストプリントテスト……ブンバ・ボーン!
とにかく各機関が発信したいがままに情報の整理もへったくれもなく紙を出してくる、それが一般的な小学校の姿のようだ。(中学以降は知らん)
ペーパーレス?なにそれおいしい??
日付印があると、とりあえず楽しい
そんな紙だらけの日常の中、私が愛してやまないのが、この日付印。
何がいいってまず見た目がかわいい。オーストリアのメーカーだそうで、無骨な事務用品とは一線を画してる。
キャップはなくインク内蔵なので、手軽にガチョンガチョン捺せるし、油性インクなので乾きも早い。(日付を合わせるときに手につきやすいの注意)
うちではリビングのペン立てに置いてあり、日々捺してる。もう3年くらい使ってるけど、まだインクは切れてないな、そういえば。
テストやプリントを持ち帰ってきたら、確認しましたの意味もこめてガチョッ
残したいお絵描きにもガチョッ
ワークブックやドリルにもガチョッ
もちろん大事な書類もガチョッ
楽しいし見た目がいいので職場用にも買ってしまった。デスクに置いて、資料やもらった名刺など色んなところに捺している。
最近はバレットジャーナルでスケジュールやタスクを管理してるので、毎朝出勤したら日付を合わせてノートに捺すのが日課になった。
これで書類の管理が捗るかというとそうでもないんだけど、とりあえず楽しいぞ!
印字される日付の種類もたくさんあり、どれも1000円前後なので気軽にお好みでどうぞ。
おまけ:イラスト入り認め印もたのしいぞ
子供が小学校に入ったら、連絡帳のチェック、宿題表、学童の出席カード、プールカードなどで認め印を捺す機会が激増した。
ずっと100均の普通の認め印を使っていたけど(余談だが私の旧姓は珍しく印鑑はオーダーしないと買えない。現在の苗字は100均にも認め印が売っているからありがたい)、昨年担任になった先生が猫の絵入りの認め印を使ってらしたのがとてもかわいく、真似して買った。
印面はお見せできません
学校関係だけでなく、手紙とかにも捺している。
↓ショップはこちら。先生のもたぶんこれ。
お弁当箱に最適なへんてこ記名アイテム、もじピタ!が製造終了していた件
春、それは新年度の記名シーズン。
わが家は子供ふたりとも進級であまり変わり映えしないとは言え、それなりに買い替えや新調がある。持ち物への記名は主に名前ハンコを使っているけど、バイプレイヤーとして地味に使ってるアイテムがある。
テッテテテンテン テンテンテーン、もじピタ!〜〜(ドラえもん口調で)
その名の通り、書いた文字がピタ!っと貼れる。
ん?よくわかんない?そうだよね。
カタツムリみたいな形のテープカッター、専用テープ、専用ペンのセットです。
テープカッターの板に専用ペンで名前を書くじゃろ(わたしは左利きなので逆向きに書いてます)、
その上にテープを引き出して…こする!!
はい、テープに文字が転移したよ。
カットして貼ればお名前ラベルの完成〜〜☆(付属のテープカッターは切れ味が悪いのでハサミ推奨)
……うん、わかってるよ。面倒って思ったよね。普通に書いて上からテープ貼ればいいじゃん、なんならラベルでいいじゃんってわたしも思うよ。でも直接名前を書きにくい曲面とか、厚手のラベルだと貼りにくかったりする場所ってあるじゃない。あるよ、あるんだよ。
私が何故もじピタ!を勧めたいかというとただ1点、防水性が抜群なのである。
コップ・お弁当箱の名前つけはこれがあればオッケー!ツルツルの水筒だってもじピタ!しとけばオッケー!!
食洗機で毎日洗っても記名が長持ちするし、スイミングの水中ゴーグルなんかもイケる。何にでも使えるってわけではないけどピンポイントで役に立つ。
そんなもじピタ!、このたび記事を書くにあたりメーカーのサイトを確認したら、ページが見つからなかった。
これはもしや製造終了か、まあ仕方ないかとゼブラお客様相談室に問い合わせたところ、2018年末をもって廃番とのお返事をいただきました。いま店頭に並んでいる限りだそうです。欲しくなったらお早めにだよ!
わたしはテープを買い足そうと思う。
春の文房具売場は希望売場だ
先日、所用があって東急ハンズとロフトをはしごした。そしてついでに文房具売場も覗いた(というか滞在時間はこちらの方が長かった)。
春の文房具売場は希望に満ちていて好きだ。
4月始まりの手帳、サイズや罫のバリエーション豊かなノート、色とりどりのペン、メカニカルな技術を凝らしたシャープペン、アイデアが詰まった付箋……文房具売場はいつ行っても楽しいけれど、この季節は本領発揮とばかりに新年度への期待を放って輝いている。
それで思った。
あーーノート取りてえーーーもう1回学生やりてえーーーー
わたしが高校生だった約20年前とは比べ物にならないくらいに進化した文房具。
当時発売されたハイブリッドミルキーに衝撃を受け、全色ポーチに入れて通学してた高校生のわたしをいまの文房具売場に連れてきたら、たぶんテンション上がりすぎて鼻血出して倒れる。それで勉強ならするから買ってくれと懇願するだろう。
買ってやりたい。そしてついでに「あんた将来子供産んで40近くなってもアル中だよ。還暦すぎてもアルフィーかっこいいよ」と教えてやりたい。
あとスタディプランナーね。
勉強の計画を立てて実際どれくらい勉強したか、課題や分からないところはどこかなどの記録をまとめるノートで、韓国でブームになり日本でもここ最近商品が増えてきた。
日本での商品発売はいろは出版のシリーズがたぶん最初で(違ってたらすみません)、
↓その後学研も色々出してきてる。
↓コクヨのルーズリーフタイプは当時あれば絶対買ってた。
もともとインスタで広まったっていうのもあって、今はガーリーなピンク系のデザインばかりだけど、需要はあるから今後シンプルなやつも増えるのだろう。Z会あたり出しそう。あといま日経アソシエがあったなら手帳特集号で取り上げてたな。
もうこれ、高校生とは言わない、せめて10年前、趣味で資格を取ってたときに欲しかった。
わたしの中で最近は落ち着いていた文房具熱が、また盛り上がりつつある。仕事で手帳やノートの使い方を見直していたり、子供の学年が上がって勉強が本格化してきたせいもあるだろう。置き場も資金も限られているので、買うのはほどほどにしつつ楽しみたい。
5分ずれた世界
先月、職場が模様替えをした。
模様替えというか別の部署で使わなくなった備品が私のいるフロアに運び込まれたのだが、その結果、フロア内に壁掛け時計がふたつになった。
私のデスクから向かって右側と左側、それぞれの壁に時計がある。
なんか変だなと思っていたら気がついた。右側の時計は5分遅れていて、左側の時計は5分進んでいるのだ。
5分遅れと5分進み、片方だけならともかく、それらが共存する空間はなかなか不思議だ。向きを180度変えるだけで10分ワープしてしまう。
思い出すのは「世界五分前仮説」と村上龍の小説「五分後の世界」だ。
前者はすべての人の記憶は植え込まれたもので世界は5分前に作られたのだという哲学の仮説。
後者は「1945年に日本が降伏しなかった」という並行世界に迷い込んだ主人公の物語(この並行世界の時間が5分ずれている)。
だからって訳ではないけど、いまの自分とは違う選択をした平行世界の自分が、案外近くにいるのではないかと時々思う。その自分がどんな選択をしたかは知らないけどがんばれよ、とも。
とりあえず、もう終業時刻が近くなったら右側の5分遅れている時計は見ないようにしようと思う(あやうく信じて保育園のお迎えに遅れるところだった)。