NINTENDO LABOの開発者インタビューを読んだという話

ついに発売になったニンテンドーラボ、うちでも早速8歳児が夢中になってます。

 

 

amazon限定パーツはダンボーだった。かわいいよ!)

 

わたしは子供の様子を横目で見てるだけでまだ自分では遊べてないんだけど、さらっとジャイロセンサーの話をしており、プログラミングだけでなくてエンジニアリングとしてもガチなやつー!と震えました。

当の8歳児にはさすがに難しかったようだけど、ガチなやつだから初めは分からなくても仕方ないよと言ったら、ガチだから面白いんだよ!と笑顔で名言を放ちました。もうこれだけでソフト代の元は取れた。

 

さて、そんなニンテンドーラボの開発者インタビューがアップされたので一気読みをしたらとても面白かった一方で歯ぎしりしたよという話です。

開発者INTERVIEW| Nintendo Labo | 任天堂

 

まず思ったのは、このインタビューわたしが書きたかったわ!ということ。

わたしは、製品の開発者や工事関係者にインタビューをして記事にまとめるという仕事をたまにしており、この手の記事を読むときはつい書き手目線になってしまいます。

またニンテンドーラボキャンプに行って色々考えたこともあり、ラボがどういう流れで開発されたのかにはとても興味がある。

記事の編集段階でカットされた部分にも(にこそ、でもある)面白い話があったんだろうなー。そこを根掘り葉掘り聞きたかった。

 

以下、インタビュー内容について。

先に記事を読みたい人は読んできてね。

開発者INTERVIEW| Nintendo Labo | 任天堂

読んだ?行くよー。

 

いちはん気になってたのは、ラボの構想はswitch開発当初からあったのかということ。

なかったと。

完全にswitch本体が先で、switchの機能をフルに活かした面白いものを作ろうというところからスタートしたと。マジかー。

プログラミング教育云々についても、「任天堂で作ったものですし、何か教育的な効果を狙っているわけでもないです」と明言されてる。マジかー。(2回目)

記事の書き手の味つけもあると思うのだけど、その辺は意識してなかったのか。無意識スタートでここまでやるのか。

Toy-Conは「ブラックボックスじゃなくて、全部(仕組みも)見えている」っていうところが大事なポイントだと思いますね。「わかる」は英語で「Discover」と訳されていて、語源どおり「覆いを取り除く」ことだと思います。

このくだりなんて、いまプログラミング教育がやりたいことそのものだよねえ。

北島マヤの演技を見る姫川亜弓の気持ちになりました。恐ろしい子……!

ただ、「(教育というより)『ものづくりって楽しいよ!』ってわかってもらえるといいなあ、という感じ」、これは本気がビシビシ伝わってくる。その本気を受けて、こちらもうんと楽しんでやろうじゃん!ってなる。

 

以下、完全に私的なことですが。

業種は違えどクリエイティブと名のつく分野で働く身として、わたしがものすごく勉強になっている。勉強になるというか、一部に対してはハンカチ噛み締めて嫉妬にのたうち回ったりもしてる。

先日、小学校高学年あたりをメインターゲットにした、ある見学施設の展示を仕事で作った。

それなりによくできたと思ってるけど、でもラボの説明動画を見てるとまだまだできたことはあったなとむず痒くなる。

なんていうか、力の差が圧倒的なのだ。これだけのものを出されたら、こっちもクオリティを上げなきゃならない。

たぶん教職の方なんかも感じてるんじゃないんだろうか。「わーすごーい」だけで終わらせられない圧力を。

 

そういうわけで、この嫉妬をきちんと消化して前進する力に変えていきたいなあと感じた次第です。

とりあえず早くラボを自分で遊びたい。