常に小走りだなあと思った瞬間

その瞬間は、公園の横で信号待ちをしている時だった。

 

その日はもともと用事があり仕事を午後半休する予定だったところに、友人の都合がつくことがわかり、じゃあランチしよう!となったのだった。この友人は昨年結婚を機に遠方に引っ越してしまったのだけど、タイミングが合わず引っ越し前に会えなかったのがずっと心残りだったのだ。

それがなかなか会えなかったのが嘘みたいに、彼女の上京の空き時間と私の半休が重なった。私たちはタイミングが合ったことを喜び、彼女が行きたいお店を選び、ランチを楽しみにしていた。

 

そして当日、午前中に仕事を片づけてさっと職場を出るつもりが、ちょっと捕まってしまい時間ギリギリになってしまった。職場から待ち合わせの場所には、少し距離はあるが歩いた方が電車を使うより早い。急いで向かう中、赤信号に引っかかってしまった。ここで話は冒頭に戻るが、とにかくその時思ったのだ。

 

私、常に小走りだよな。

 

いつからかは覚えてないけど、少なくとも子供を産んで仕事復帰してからは常に小走りな気がする。もちろん比喩ではあるけど、物理的にも精神的にも小走りなことが多い。

「常に小走り」というワードが妙に気に入り、信号待ちの間にスマホにメモした。

とっ散らかっているいまの自分が表れている一言だと思ったので、何かいいタイトルがないかと思っていたブログのタイトルにしてみた次第だ。

 

 

友人とのランチは短い時間だがとても楽しく、時間ギリギリまで一緒にいた。そしてやはり小走りで次の用事に向かったのだった。